トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設工業新聞
2022/11/22

【鳥取】国第2次補正中心に/「12月補正」は170億円規模/地域高規格道路に21億円/県土整備部

県土整備部は18日、国第2次補正を取り込んだ「12月補正案」169億2900万円の概要を固めた。来月1日開会予定の12月定例県議会に提出する。
 内訳は一般公共事業153億5300万円、一般直轄事業(負担金)15億7500万円。
 一般公共では通学路安全対策26カ所に3億1400万円、道路メンテナンスには8億5900万円を追加し、橋梁やトンネル、道路付属物の定期点検に充てる。
 地域高規格道路は倉吉関金道路に13億7000万円など5事業21億1500万円を前倒しする。
 河川関係は樹木伐採・河道掘削に7億5300万円を補正し、野坂川(鳥取市)など50カ所あまりの対策を手当てする。
 また、鳥取砂丘コナン空港では脱炭素化推進計画の策定に1100万円。
 一方、県下の直轄事業には事業費ベース62億円あまりを見込んだ。道路は北条道路に29億円など46億円、河川は千代川、天神川、日野川などに8億円、海岸は皆生海岸に2億3000万円、港湾は鳥取港の改修に2億5000万円を想定した。
 12月補正後、同部土木公共予算は総額647億円となる。

 ゼロ県債に19億円
 ゼロ国債に1.3億円

 県土整備部は、翌年度予算を前倒し執行するゼロ県債(債務負担行為)に19億9200万円を積み上げた。「12月補正案」に盛り込み、年度末までに執行する。内訳は一般公共9億円、単県公共10億9000万円。
 国道改築は国道180号(本郷工区)など2カ所に7500万円、県道改良は鳥取鹿野倉吉線(高住〜良田工区)など11カ所に3億7300万円を確保する。
 また、補助のゼロ国債は治山事業3地区に1億3000万円を「12月補正案」に計上する。新規の浦富地区(岩美町)は測量設計に1500万円、継続カ所では大原2地区(倉吉市)の設計と伏せ工に2500万円、羽衣石地区(湯梨浜町)は谷止め工に9000万円を前倒しする。

日刊建設工業新聞