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建通新聞社(神奈川)
2022/11/16

【神奈川】泉ゆめが丘地区 商業施設や病院着工

 【横浜】泉ゆめが丘地区土地区画整理事業のセンター地区で、相鉄アーバンクリエイツ(横浜市西区南幸2ノ1ノ22)が建設する「(仮称)ゆめが丘大規模集客施設(センター地区T)」と、医療法人社団鵬友会(横浜市泉区新橋町1783)が新築する「(仮称)横浜ゆめが丘病院」が10月に着工した。施工者は、「ゆめが丘大規模集客施設」が福田組・第一建設工業JV(東京都千代田区)、「横浜ゆめが丘病院」が日揮(横浜市西区)。さらに、同地区では相鉄不動産(横浜市西区北幸2ノ9ノ14)が、分譲マンション(約400戸)と賃貸マンションの開発を計画している。
 「ゆめが丘大規模集客施設」の規模は鉄骨造4階建て延べ9万0881平方b。農作面積の広さや豊かな自然環境といったゆめが丘地区の地域資源を体験できる施設を構想する。入居テナントは約170店舗。また、984台収容の立体駐車場を整備する。
 設計は福田組一級建築士事務所(東京都千代田区)、PM・CM業務は日建設計コンストラクションマネジメント(東京都文京区)が担当。24年5月末の完成を目指す。
 「横浜ゆめが丘病院」の規模は鉄筋コンクリート造5階建て延べ9115平方b。同じ泉区内にある湘南泉病院の機能を移転する。移転により診療科目は16科から24科に変更し、常勤医師は12人から24人に増員。さらに救急患者の受け入れ体制を整備するなど、より充実した医療の提供を目指す。病床数は156床。相鉄線のガード下に38台分の駐車場を整備する。
 設計は日揮が担当。24年2月中旬の完成を目指す。移転後の湘南泉病院については改修し、新中川病院(横浜市泉区)の機能を移転する方針だ。
 病院の隣接地では、ココカラファインヘルスケア(横浜市港北区)がドラッグストアや調剤薬局などを整備する。設計・施工は日揮が担当。規模は3階建て延べ2035平方b。
 相鉄不動産のマンションは、26年度までの完成を目指して設計が進行中だ。分譲マンションの詳細は非公表。
 賃貸マンションの規模は5階建て延べ4273平方bで、構造の一部に木造を採用する。設計は三井ホーム(東京都新宿区)が担当。
 泉ゆめが丘地区土地区画整理事業は、横浜市泉区下飯田町、和泉町、和泉中央南5丁目の約24fを対象に組合施行で実施している。組合員169人、総事業費約109億円の大規模な土地利用転換だ。工事代行者はNB建設(横浜市神奈川区)。事業期間は2025年3月末までとしている。
 センター地区は相鉄いずみ野線のゆめが丘駅と横浜市営地下鉄ブルーラインの下飯田駅、環状4号線に囲まれた地区。地域のにぎわいや交流の中心と位置付け、下飯田駅前には駅前広場を整備し、生活利便施設や医療機関など、市街地の基盤となる施設を誘致している。 提供:建通新聞社