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　北陸地方整備局と日本電設工業協会北陸支部（矢野茂支部長）、日本空調衛生工事業協会北陸支部（北川雅一朗支部長）との意見交換会が１５日、富山市内のオークスカナルパークホテル富山で開かれた。同局や両協会から２９人が出席し、公共建築工事に係る諸課題や地域の実情などで意見を交わし、問題意識の共有を図った。
　はじめに矢野支部長が「建設業を取り巻く厳しい労働環境の改善に向け、適正工期の確保、働き方改革、生産性の向上を一層推進しなければならない」とあいさつ。続いて同局の野口久営繕部長が「建設業界はコロナや働き方改革、ＧＸやＤＸへの対応など重要な課題がある」とした上で、「整備局としては、円滑で適正な工事の受発注ができるよう努めていきたい」と述べた。
　非公開で行われた意見交換会では、同局が建設産業行政の最近の動きや営繕工事の働き方改革などの取り組みについて情報提供。意見交換に移り、両協会から急激な価格変動時に適用されるスライド条項やインフレスライドの受注者負担、時間的制約を受ける工事の積算、ＢＩＭの普及、分離発注のより一層の推進など、同局からＤＸで実施可能な技術や各設備業団体のＣＣＵＳの取り組み状況などの議題が出され、意見を交わした。