建設新聞社
2022/11/16
【東北・山形】ウッドデザイン優秀賞を受賞/シェルターの山形市南部児童遊戯施設コパル
シェルター(山形市 木村仁大代表取締役社長)がPFI事業の代表企業として山形市内に建設したシェルターインクルーシブプレイス コパル(山形市南部児童遊戯施設)が、今年のウッドデザイン賞受賞作品188点のうち、上位賞に当たる「優秀賞 林野庁長官賞」を受賞した。
ウッドデザイン賞とは、木の良さや価値をデザインの力で再構築することを目的として一般社団法人・日本ウッドデザイン協会が主催し、優れた建築・空間や製品、活動や仕組み、研究などを募集・評価して表彰する顕彰制度。
今回受賞したコパルは、雄大な木造ドームや木質感の溢れる回遊型の大空間となっており、外観も周辺風景に溶け込む美しさを併せ持っている点などが高く評価された。受賞を受け、木村社長は「本プロジェクトに関わった全ての方に改めて感謝する。当社はこれからもウッドデザイン賞が目指す“木のある豊かな暮らし”を推進し、人と地球環境に優しい『木造都市』の実現に向けて挑戦していく所存だ」と今後の意気込みを語った。
今年4月に完成した同施設は、山形市片谷地580の1地内にRCおよびS造(一部W造屋根)2階建て、延べ3175・9平方b規模で建設され、体育館・大型遊戯場をメーンに、カフェや図書コーナー、図工室などを内部に配置し、包括的という意味を持つ「インクルーシブ」をコンセプトに、障がいを抱えた児童も遊べる施設となっている。
シェルターが代表企業を務めるSPC「株式会社夢の公園」が事業を担当。設計・工事監理はオープラスエイチ(東京都中央区)、建築工事は高木・シェルターJV、電気設備工事はタカハシ電工、機械設備工事はOtias、外構工事は石川建設産業がそれぞれ請け負った。
提供:建設新聞社