建通新聞社
2022/11/16
【大阪】水道企業団 船橋浄水場更新・解体24年以降
大阪広域水道企業団は、藤井寺水道事業船橋浄水場の設備や管理棟などを更新する詳細設計委託の条件付総合評価一般競争入札を実施した結果、極東技工コンサルタント(吹田市)が落札候補者となった。履行期間は2024年3月15日まで。24年度以降に既存施設の解体・更新工事を一括して発注する。電気設備工事と機械設備工事の発注方法は検討中。27年度中の供用開始を目指している。
設備や建物の老朽化対策や耐震性の向上を図る他、クリプトスポリジウム対策として水処理を急速ろ過方式から紫外線処理を追加する。取水能力(7400立方b/日)と浄水能力(7030立方b/日)は維持する。
詳細設計業務の対象は、造成、着水井・ポンプ井(原水槽)、急速ろ過機(排水池を含む)、紫外線照射装置、浄水池、配水ポンプ施設、場内配管、管理本館、薬注施設、中央監視操作施設、自家発電施設、受配電施設および取水井戸の1号井(5900立方b/日)の改修、2号井(1500立方b/日)の更新ならびに場内整備。
1号井では、コンクリートやガラスブロックの補修などを行う。2号井では、さく井工事を実施する。
現施設の詳細撤去設計の対象は、着水井、薬品沈殿池、急速ろ過機、塩素混和池、浄水池、送水ポンプ施設、場内配管、排泥池、管理本館、薬注施設、中央監視操作施設、自家発電施設、受配電施設および場内整備。
現在の管理本館は鉄筋コンクリート造平屋(撤去予定)だが、現在の薬注棟や電気棟などの小規模な建屋(全て鉄筋コンクリート造)の機能を集約するため、更新後の管理本館は2階建て程度になる見通し。