新ごみ処理施設建設の候補地を安曇川町田中地先(泰山寺区)に決めた高島市環境センター建設課は、今後のスケジュールなど施設整備概要を明らかにした。
施設整備にかかるスケジュールは、23年度に施設整備基本計画を策定し、23〜24年度は生活環境影響調査、24〜25年度に事業者選定。敷地造成が25〜26年度で、26年度に設計、27〜28年度の施工を経て、29年度に試運転・本稼働へと進める考え。また、23年1月以降に施設整備基本計画についての審議を全4回予定(メーカーアンケート結果は非公開)。
候補地の安曇川町田中地先(泰山寺区)は、対象面積4万3250・61平方bで、新ごみ処理施設の整備概要は、処理能力約52d/日(26d/日×2炉)、処理対象物は家庭等から発生する燃やせるごみで、ごみの焼却で回収した熱エネルギーについて積極的な有効利用を図る。リサイクル施設は、処理能力約6d/日(粗大ごみ5d/日、資源ごみ(カン、ペットボトル等)1d/日)、処理対象物は、家庭等から発生する粗大ごみ、不燃ごみ、資源ごみで、環境学習施設等を併設予定。なお、処理能力は、令和4〜5年度に施設整備基本計画を策定し、見直す―としている。新ごみ焼却施設は、ストーカ式焼却炉。
同市の新ごみ処理施設建設については、これまで応募があった建設候補地が3ヵ所あり、高島市ごみ処理施設建設検討委員会から、応募地3ヵ所いずれも不適と報告。福井高島市長は、白紙にする考えを示し、3度目の公募は無く、同市が主体となり選定していく方針を明らかにしていた。
提供:滋賀産業新聞