全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　新潟県新発田地域振興局は１４日、国土交通省の建設関係統計者表彰を受賞した帆苅組（阿賀野市）の帆苅信佑代表取締役社長に対し、吉田誠吾局長が感謝状を伝達した。
　はじめに、吉田局長が多年にわたる迅速な報告に関し、「社会の一員として協力いただき感謝している。（入札制度では）加点してもいいのではないか」と高い評価を口にした。感謝状を受け取った、帆苅社長は「長年やってきたことが身を結び、大変うれしい」と目尻を下げた。同局の山郷和久地域整備部長は「基本中の基本である、正確なデータを毎年提出してもらっている」と労をねぎらった。吉田局長は「降雪前には発注率８割がクリアできそうだ。地域貢献している企業のり順確保、働き方改革に対してできる限りのことをしていきたい」と話し、さらなる建設産業のＰＲに取り組む考えだ。帆苅組は８月の県北地域を襲った大雨災害でも土砂とごみの分別作業を行っているという。
　推薦基準は、調査対象となる期間の連続した直近３年度分（２０１９−２１年度）における建設工事の受注総額および公共機関・民間からの個別受注工事に関する毎月調査と、１年間の完成工事高や就業者数等の調査の未提出がないことなど。これらを満たした業者を都道府県が推薦し、同省が決定した。新発田管内の受賞は同社で９社目。