新名神高速道路建設促進期成同盟会らは11月10日、国土交通省と財務省を訪れ、早期全線完成と早期6車線化を要望した。新川浩嗣財務省主計局長は「地域にとって大切な道路と認識している。道路局と一緒になってやっていく」と返答した。
新名神高速道路は三重県区間が延長32`あり、暫定4車線で供用している。要望書では、物流の効率化による生産性向上に資する高速道路として、四日市ジャンクション(JCT)〜亀山西JCT間の6車線化の早期事業化、亀山西JCT〜大津JCT(仮称)の着実な整備を求めた。加えて、道路整備・管理が安定的に行え、資材価格の高騰などにも対応できるような新たな財源の創設や、予算の確保、高規格道路のミッシングリンク解消、ダブルネットワークの構築などを記した。
一見勝之知事は、三重県区間が開通したことにより東名阪自動車道の渋滞が8割減となったことや、鈴鹿パーキングエリアスマートインターチェンジ(IC)、菰野IC周辺で土地区画整理事業が進み、沿線の土地活用が活性化していることを説明し「早期事業化と財源の確保」を要望した。清水真人国土交通大臣政務官は「全線つながることが大切。しっかり取り組んでいく」とし、吉岡幹夫技監は「まずは全線つなげることが重要。新名神は6車線で計画している道路なので、頑張って取り組む」といった旨の話があった。
当日は同期成同盟会の他、新名神高速道路三重県区間建設促進期成同盟会、新名神高速道路三重・滋賀建設促進県民協議会の代表者が出席した。
提供:建通新聞社