日本工業経済新聞社(埼玉)
2022/11/11
【埼玉】さいたま市 公民連携の農業交流施設で整備手法を議会報告
さいたま市は、大崎公園周辺地域(緑区大崎地内)で計画している新たな「農業交流施設」の整備手法を庁内的にほぼ固めた。12月議会に内容を報告し、承認を得た上で、整備事業者の選定手続きを2023年度以降に開始する流れになりそうだ。
10月の庁内会議(非公開)に整備手法などの検討案を上げ、庁内的には方向性を確認した。有力な公民連携の整備手法、事業スケジュールなどを絞り込んだとみられる。あとは議会の判断を待つだけ。
整備手法の検討では、民間事業者との対話(サウンディング型市場調査)で得たアイデアや意見を参考にした。DBO、BTO、定期借地権方式、DO方式、RO+コンセッション方式、指定管理者制度、Park−PFIなどの提案があったことが明らかになっている。
農業交流施設の計画地は、大崎公園のほか、隣接する農業者トレーニングセンター、大崎園芸植物園、緑の広場、見沼ヘルシーランド、クリーンセンター大崎調整池などを含めた一帯。市はサウンディング調査の段階で、整備・運営予定施設ごとに区域を分ける考えを示した。