新町西地区市街地再開発組合(徳島市)が施行する第1種市街地再開発事業で、9月に募集した事業協力者に応募があったものの、最近の資材高騰や地元住民の反対運動、現施設計画が都市計画決定(変更)されていない状況などから契約に至らなかった。組合では引き続き12月までの事業協力者選定を目指して、建設会社との協議を開始している。
概算事業費125億8600万円で11階建て約140室のホテル、14階建て約40戸と15階建て約110戸の分譲住宅、駐車場棟3棟計約220台、商業施設を建設する。総延べ床面積は約2万1700平方b。
建設予定地は徳島市西新町1、新町橋1、西船場1。参加組合員予定者は住宅・商業棟がフージャースコーポレーション・長谷工不動産共同企業体(東京都千代田区)、ホテル棟がさくら不動産(群馬県前橋市)。一般業務代行者は松田平田・ALEX共同企業体(大阪市西区)。
同事業の施設計画は11月4日、徳島市都市計画審議会で可決された。組合では12月の変更事業計画認可、23年3月までの権利変換計画作成・認可と実施設計、23年7月から26年9月までの解体除却と施設建築を予定している。
提供:建通新聞社