福井県森づくり課は9日、「福井県総合グリーンセンター再整備にかかる現況調査・分析業務委託」を開札、298万円で日本海コンサルタントに落札した。
整備に必要な項目の調査分析および民間活力導入可能性の調査ならびに整備方針案の策定を行うもの。中部縦貫自動車道の全線開通に向け、県外からの観光客が訪れたくなるような誘客施設としてリノベーションを図るのが狙い。委託期間は2023年3月31日まで。
総合グリーンセンターは展示林として約1150種類、約7万5000本が植栽されており、ドーム型展示温室や芝生広場、大型遊具などが設置されているほか、林業に関する試験研究を行うみどりの総合拠点施設。
開園以来、長く県民の憩いの場として広く利用されている一方で、施設の老朽化が進み、安全面からの対策が急務であるほか、利用者からは、屋内休憩施設や飲食施設、遊具などの充実を求める声も多いという。