岡山県備前県民局は、岡山市南区築港緑町にある浦安大型地区排水機場の設備更新などのため実施設計に着手した。建屋の実施設計も年内に委託する予定。いずれも本年度中に設計を完了し、ポンプ設備制作据え付けや電気設備工事を一括し2023年度上期に一般競争入札を公告する。23〜25年度に施工する予定で、除塵機設置や建屋改修なども25年度に着工する見通し。
同排水機場は、水利施設等保全高度化事業(一般型)浦安大型地区で1963〜64年度に造成したもので、ライフサイクコスト低減の機能保全計画に基づき、従前の排水能力維持と現在の設計基準に沿って口径2000_の排水管を1800〜1650_の排水管に更新する。
既存ポンプ設備は主ポンプ2基を配置し、電動機、減速機、真空ポンプ、吸込管、吐出管、逆流防止弁などの付帯設備、電気設備は変圧器、排水ポンプ盤・高圧進相器盤、分電盤、動力盤、補基盤などの設備全般について、更新と経年劣化改善整備を行う。事業費は複数年度にまたがるため債務負担行為を設定して取り組む見通し。
設備関連の設計は、復建調査設計(岡山市北区)が11月1日入札により受注、23年3月22日納期で進めている。
建屋については、これまでにMasMas一級建築士事務所(岡山市南区)で耐震診断を実施、コンクリートブロック造平屋・高さ10b・幅13・6b程度の建屋の経年劣化の課題もあり実施設計を委託する。
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提供:建通新聞社」