内灘町は8日、「新図書館基本計画策定業務」を開札し、440万円で計画情報研究所に落札決定した。
新図書館の整備では、これまでに学識経験者や教育関係者、各種団体代表、公募で選ばれた町民らで構成する検討委が、建設候補地やイメージ、機能、サービス、施設計画などに関する意見を取りまとめ、町教委に提言している。
提言によると、建設候補地には鶴ケ丘4丁目にある鶴ケ丘県営住宅敷地(面積約8600平方メートル)を選定。機能面では、子育て支援、地域住民交流、生涯学習、教育相談・支援、災害対応の5つの充実を掲げ、児童図書エリアや研修室、広場、多目的ホール、調理室などの配置を提案した。
今回の業務では、検討委から受けた提言を踏まえ、事業スケジュールや概算事業費などを盛り込んだ基本計画をまとめる。履行期間は来年3月24日まで。
現町立図書館は町文化会館の2階部分に入り、1979年に開設された。閲覧・蔵書スペースの不足や狭小な駐車場、多様化するニーズに対応するため、町は新図書館を建設することにした。