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　冠山峠道路（国道４１７号）建設促進期成同盟会（会長　佐々木勝久鯖江市長）は１日、国土交通省本省および財務省本省を訪れ、冠山峠道路の２０２３年内の着実な開通について、要望活動を行った。
　当日は福井県側から佐々木勝久鯖江市長、杉本博文池田町長、岐阜県側から石田仁大垣市長、岡部栄一揖斐川町長のほか高木毅衆議院議員らが出席。また、杉本達治福井県知事も同席した。国土交通省では吉岡幹夫技官、丹羽克彦道路局長、財務省では井上貴博副大臣、新川浩嗣主計局長にそれぞれ要望書を手渡した。
　今回の主な要望内容は次のとおり。
▽冠山峠道路の２３年内開通に向け、トンネル・橋梁およびその他関連工事を強力に推進し、可能な限り開通時期を前倒しすること。また、２３年度末開業予定の北陸新幹線金沢・敦賀間および２６年度全線開通見込が示された東海環状自動車道との相乗的な産業・観光振興等へのストック効果を最大限に発揮させるよう、国道４１７号改築事業費について十分な予算を確保すること。
▽冠山峠道路整備区間に接続する国道４１７号の改良整備に要する社会資本整備総合交付金や防災・安全交付金についても、必要な予算を確保すること。
▽近年、激甚化、頻発化する自然災害に対応するため、防災・減災、国土強靱化のための５か年加速化対策に必要な予算・財源を例年以上の規模で確保し、計画的に事業を推進するとともに、５か年加速化対策後も、予算・財源を通常予算とは別枠で確保して、継続的に取り組むこと。