社会福祉法人山彦会(理事長櫻井博規氏、京丹波町三ノ宮小谷30)は、「(仮称)『京・みやこ』幼老複合施設+交番」建築計画について、令和5年1月中旬からの着工を予定している。
元府立図書館仮施設跡地(京都市下京区西七条八幡町31及び下京区西七条名倉町4−1)の近隣にあり、老朽化している花屋町交番の移転先交番建物の賃貸事業、保育事業及びその他社会福祉事業の実施を要件とした公募型プロポーザルを京都府が実施し、選定された社会福祉法人山彦会(共同申込・社会福祉法人名倉みどり会)が同跡地を50年定期借地し、特別養護老人ホーム及びグループホーム、保育所、交番から成る複合施設を建設(合築)する計画。
府と山彦会は令和4年3月に府有財産有償貸付合意書を締結した。賃借期間は令和4年4月1日から54年3月31日まで50年間で、一般定期借地権を設定。
建物はRC造5階建(2棟)、延4404・74u(建築面積1144・02u)。建築物の高さは20・17m。
当初計画案によると、定員は山彦会の運営する特養が80人、グループホームが1ユニット8人、名倉みどり会(西七条保育園)の運営する保育所が60人。敷地北東角にポケットパークを設けるほか、建物の一部を低層にし、交差点付近に圧迫感をかけないようにする。
令和6年1月中旬の完成を目指す。
設計は友’s(京都市中京区・075−708−8747)。
元府立図書館仮施設跡地は、春日(佐井)花屋町交差点の南西角に位置。敷地面積は2232・19uの概ね正方形の土地。用途地域は工業地域で建ぺい率60%、容積率200%。同跡地の南側には府営住宅西七条団地、北側には民間の分譲マンションがあり、幹線道路の国道9号からも近い。