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日刊建設タイムズ社
2022/11/08

【千葉】成東中学区に新設検討/成東中と成東東中の統合校/適正配置計画を年度内変更/山武市

 山武市は、成東中学校と成東東中学校の再編において、成東中学校区の市街地に統合中学校を新設する案を検討している。8月24日開催の2022年度第1回総合教育会議では、松下浩明市長が「用地の広さ、通学方法、インフラ整備状況などを考慮し、複数の候補地を検討していきたい」と話した。16年9月策定の「小中学校の規模適正化・適正配置基本計画」においては、両校の老朽化に対応するため、長寿命化改良を行う方向性が示されていた。統合中学校新設案が具体化されれば、年度内の計画変更を目指し、地域説明会を経て、教育委員会定例会議で決定する。
 成東中学校は、和田567に所在。敷地面積は2万2787u。建物は▽普通教室A棟=RC造2階建て、延べ床面積1607u、1963年度建築▽普通教室B棟=RC造3階建て、延べ床面積1633u、83年度建築▽特別教室棟=RC造2階建て、延べ床面積595u、94年度建築▽体育館=RC造2階建て、延べ床面積1491u、95年度建築――など。
 成東東中学校は、五木田2452の敷地面積2万5645uにある。建物は▽特別教室A棟=RC造3階建て、延べ床面積703u、85年度建築▽普通教室棟=RC造3階建て、延べ床面積3501u、2010年度建築▽特別教室B棟=RC造3階建て、延べ床面積1358u、10年度建築▽体育館=RC造2階建て、延べ床面積1994u、1994年度建築――など。
 2年ごとに実施している学校施設劣化状況の定期点検で、成東中学校は普通教室A棟の内部の広範囲の劣化、普通教室B棟の屋根・屋上の広範囲の劣化、また成東東中学校は特別教室A棟の屋根・屋上・外壁の劣化が確認された。
 「学校施設長寿命化計画」においては、2024年度に成東中学校普通教室A棟・B棟の長寿命化改良、30年度には成東東中学校特別教室A棟の長寿命化改良を行う方針が示されている。事業費として、成東中学校6億円、成東東中学校3億円を想定した。
 松下市長は、6月定例議会における所信表明で、「校舎の老朽化や、今後の生徒数の動向に鑑み、成東中学校と成東東中学校の統合に関する方向性を早急に示す」と話した。
 なお、18年度第1回総合教育会議では、統合後の学校の位置を「成東東中学校敷地内」としたが、成東中学校区の市民から賛同が得られなかった。k_times_comをフォローしましょう
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