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　横浜市は学校施設の建て替えに向け市民意見の募集（公共事業評価）を開始した。対象は桜岡小学校と本郷中学校。いずれも老朽化した校舎を敷地内で建て替え教育環境を改善するもので、２０２５年度の工事着手、27〜30年度の完成を目指す。工事単価は１平方�b当たり36・４万円で、概算総事業費は桜岡小が37・３億円、本郷中は38・３億円を見込む。市民意見を11月30日まで受け付ける。
　桜岡小は現在のグラウンド南側に新校舎と体育館を建設し、既存校舎を除却した跡地にグラウンドを整備する。規模は鉄筋コンクリート造３階建て、体育館を含む延べ床面積が約６９００平方�b。普通教室は20室。25〜29年度に新校舎を建設して移転し、既存校舎を除却。その後体育館やグラウンドを整備し、30年度に全体を供用する。プールとキッズクラブ棟は継続して利用する。
　事業費の内訳は設計費などが約２・６億円、新築工事費が約27・８億円、校庭整備費が約２・２億円、解体費は約４・７億円。
　建設地は港南区大久保１ノ６ノ43、敷地面積は１万３０４７平方�b。
　設計は白川設計（横浜市中区）。
　本郷中もグラウンド南側に新校舎と体育館を建設し、既存校舎を除却した跡地にグラウンドを整備する。規模は鉄筋コンクリート造４階建て延べ約６５００平方�b。体育館は地上２階部分に鉄骨造で整備する計画で、プールのある武道場棟は継続して利用する。25〜27年度に建設し、27年度に供用を開始する。
　事業費の内訳は設計費などに約２・６億円、屋上緑化を含む新築工事費に約26億円、校庭整備費に約４億円、改修工事費に約７０００万円を見込む。
　建設地は栄区桂町84ノ14、敷地面積は１万９５１０平方�b。
　現在、設計者選定でプロポーザルの手続きを進めており、11月中に特定する予定。　提供：建通新聞社