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滋賀産業新聞
2022/11/07

【滋賀】長浜市 高山町地先の急傾斜地崩壊対策

 長浜市は、地元要望に基づき高山町地先の急傾斜地崩壊対策事業に取り組む。22年度は測量業務および詳細設計をそれぞれ委託済みで、年内にも測量、年度末にも設計業務をまとめた後、23年度にも急傾斜地の区域指定を経て順調にいけば24年度当初予算に事業費を措置し、夏頃にも初弾工事を発注・着工したい考えだ。工事は25年度までの2ヵ年での施工も視野に入れているが今後、設計内で精査し判断する。
 22年度に湖北エンジニアリング(長浜市)に委託済み(5月19開札)の高山地区急傾斜地崩壊対策補足設計業務では、高山町地先の山林近くの民家等約10件を保全対象に、山林部に現時点では擁壁工3ヵ所を想定している急傾斜地崩壊対策施設の整備工事の詳細設計を進めている。期間は当初予定していた年内から業務量の増により22年度内の完了まで延長した。また9月1日に開札し東洋設計コンサルタント(長浜市)に委託済みの用地測量業務では、森林部約1万平方bおよび耕地部約7100平方bを合わせた計約1万7000平方b規模の用地測量や、用地境界仮杭設置約320平方bを進めており、12月28日までの期間で完了させる。
 高山地区の急傾斜地崩壊対策事業は、長浜市高山町地先の人家約10件の保安・保全を目的に地元等から出された要望に基づき、県・市いずれかでの施工を検討し、規模などから市での事業実施を決定。20年度には路線測量をアーステック(長浜市)、土質調査をエース長浜営業所(長浜市)、設計業務を橋本技術(長浜市)にそれぞれ委託している。

提供:滋賀産業新聞