高知県教育委員会は、10月18日に開札し、入札不調となった清水高校校舎棟建築主体工事について、最も応札額の低かった業者との見積もり合わせによる随意契約は結ばず、2023年2月議会での承認を目指し、一般競争入札を再公告する方針だ。体育館や多目的教室棟の建築主体は従来の計画通り分割して発注する方針で、校舎棟と同時期の一般競争入札公告も視野に入れ調整する。
校舎棟の一般競争入札では、参加者はいたものの、辞退または予定価格超過により不調となった。今後、内容を精査し建築課とも協議しながら、一般競争入札の再公告に向け発注方法を決定していく。
公告段階での清水高校校舎棟の規模は鉄筋コンクリート一部プレストレスト鉄筋コンクリート造4階建て延べ4540平方b。建設地は土佐清水市清水855ノ59他の清水中学校南西角にある教職員駐車場。道路を挟んで西側に体育館と多目的教室棟を建設する。
現校舎が海沿いにあり南海トラフ地震発生時に津波浸水のおそれがあることから、高台に移転する。設計は石本建築事務所(東京都千代田区)と若竹まちづくり研究所(高知市)の共同体が担当した。
提供:建通新聞社