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日刊建設タイムズ社
2022/11/04

【千葉】加工施設の設置など/渡辺・木更津市長に要望書/富来田地区まちづくり協議会

 木更津市の富来田地区まちづくり協議会は1日、市役所駅前庁舎8階防災室・会議室で渡辺芳邦市長に要望書を手交したほか、渡辺市長および市の幹部職員と意見交換を行った。要望内容は、イノシシ等加工施設の設置、都市計画法上の線引きの見直し、通学路(歩道)工事の推進、都市計画道路等の早期整備、二級河川小櫃川水系河川の整備・維持管理など。渡辺市長は「要望にしっかりと対応していきたい。今後も、まちづくり協議会を中心に各地域の活性化が図られるようサポートしていくため、内部で詰めているところ。対話しながら、良い形で地域づくりができるようにしていきたい」と述べ、指導と協力を求めた。
 要望活動には、鴇田宏会長(地域交流部会長)のほか、副会長5人が参加。また、三上和俊市議会議員と佐藤修一市議会議員が立ち会った。
 対応したのは、渡辺市長、田中幸子副市長、各部長など。
 要望書に基づく要望のほか、意見交換では道の駅「木更津うまくたの里」周辺へのドッグラン等整備やブルーベリー加工施設建設などの要請があった。
 道の駅に関し、佐伯浩一経済部長は「今年度、地元の方と話し合いながら増築を含めた改良について検討し、ビジョンを策定する予定」と説明した。
 三上議員は「先導的な施設として道の駅をつくったにも関わらず、久留里馬来田バイパス沿線が何も変わっていない。市がしっかりとビジョンを作り上げ、農振農用地から除外しないと、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)やインターチェンジ(IC)のインパクトを生かしきれない。市長から県に訴えていただきたい」と要請。併せて、都市計画道路下郡大稲線の完成を見越し、沿線の農振農用地除外に努めるよう求め、「これらは、富来田地区における土地活用の一丁目一番地」と強調した。
 渡辺市長は「ICを活用できていない状況を打破したいと思っている。圏央道の周辺が起爆剤にならないと、県南部は発展していかない。土地活用に向け、地区計画をしっかりとサポートし、実現させていきたい」との考えを示した。
 また、佐伯部長は「新たな企業が進出してくるための土地が不足している。今年度、木更津東ICを含む市内のIC周辺について、優先順位付けを行う」と応じた。
 主な要望内容は次の通り。
【小櫃川水系河川の整備・維持管理】
 ▽小櫃川のうち、下郡橋から上根岸橋までの護岸崩落箇所の早期補修工事について、県君津土木事務所に対する強力な促進▽県管理区間の派川武田川と七曲川の合流点および七曲川上・中流域、市管理区間の武田川上流部における竹木の伐採・除去と堆積土砂のしゅんせつ・処分▽武田川の武田堰下流部における法面崩落箇所等の早急な補修▽普通河川泉川からの浸水による県道鶴舞馬来田停車場線の冠水被害解消に向け、武田川左岸(泉川合流部)への導流堤設置などの対応について、道路管理者との検討
【有害鳥獣対策】
 ▽イノシシなど有害鳥獣の捕獲頭数の多い富来田地区への加工施設設置
【企業誘致】
 ▽居住環境の変化や住民・居住希望者のニーズを踏まえた都市計画法上の線引きの見直し
【通学路(歩道)工事の推進】
 ▽下内橋付近の歩道工事の早期完了および供用
【都市計画道路等の早期整備】
 ▽下郡大稲線と県道馬来田停車場富岡線の交差点改良の早期実現に向けた取り組み推進▽県道長浦上総線の早期完成に向けた県君津土木事務所に対する促進と事業協力▽曲線形状となっている県道馬来田停車場中川線真里谷交差点(諏訪神社前)の拡張や信号機改良による安全対策の早期実現▽長浦上総線完成後における馬来田停車場富岡線の大鐘〜旧富岡小の拡幅または新規路線整備に向けた計画の立案など
【市道141号線富来田橋〜今間橋の道路(通学路)の拡幅および舗装】
 ▽市道141号線のうち、富来田橋〜今間橋の道路拡幅および舗装などk_times_comをフォローしましょう
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