日本工業経済新聞社(埼玉)
2022/11/02
【埼玉】和光市が23年度に自動運転区間第2期を整備
和光市は2023年度に自動運転区間の第2期道路整備(延長約3100m)を行う。主に東京外環自動車道の側道を拡幅し、自動運転車両が走行する空間を確保する計画だ。第2期区間ではそのほか、東京外環自動車道と国道254号バイパスが交差する松ノ木島交差点付近など、側道以外の施工場所を含む。工事詳細を22年度内にまとめ、23年度ですべての施工を終える見通しだ。
市は過年度から、和光市駅(本町4−6)と新倉パーキングエリア(新倉4−19−1)間を周回する道路(総延長約3900m)について、自動運転用道路として再整備する計画を進めている。22年度で第1期区間(約800m)整備を進め、23年度では第2期区間として残る約3100mを整備する見込み。
主に東京外環自動車道の側道部分(全幅員約12m)を拡幅し、自動運転車両が走行する空間(幅員約3m)を確保する計画だ。第1期区間整備では、植樹帯や排水設備などの現況設備を撤去した後、車道部分(現況幅員約5・5m)を幅員約7mの道路として再整備。拡幅した車道の一部を自動運転区間として用いる計画となっている。
第2期区間の整備に関しても、おおむね第1期区間と同様の施工内容を想定。第2期区間ではそのほか、松ノ木島交差点の周辺部分、東京外環自動車道側道から和光市駅前と接続するまでの区間など、同路線の側道以外の区間を整備予定地に含んでいる。同区間の整備を別工事として個別発注する形も視野に、設計で施工詳細を固める。
設計については第1・2期区間ともに長大北関東支店(さいたま市、電話048−615−6505)が手掛けている。
第1期区間の工事発注時は、道路整備へ先駆けて現況設備の撤去工事を個別に発注。道路整備は計3工区に分割し、それぞれ一般競争入札を公告している。また、12月をめどに道路整備へ伴う付帯工事(区画線・車止め整備など)を別工事として発注する見通し。