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北陸工業新聞社
2022/11/01

【新潟】来年12月完成へ安全祈願/ダイダン新潟支店建て替え/清水建設が施工協力/中央区

 ダイダン(本店・大阪市西区、藤澤一郎代表取締役社長執行役員)は10月29日、新潟市中央区で計画する「NGTプロジェクト新築工事」の安全祈願祭を執り行った。
 老朽化に伴うレジリエンス対応として、新潟支店を建て替える。建設規模はRC造3階建て延べ1182・53平方メートル。施工地は万代2―4―3の敷地700・50平方メートル。設計・施工はNTTファシリティーズとダイダンが担当し、清水建設が建築工事で施工協力する。2023年12月の完成を予定している。
 地鎮の儀ではNTTファシリティーズの松原和彦代表取締役社長が刈初め、ダイダンの北野晶平代表取締役会長執行役員が穿初め、清水建設の中原俊之執行役員北陸支店長とダイダン新潟支店の伊藤雅之技術部管理課長(プロジェクト総合所長)が斎鋤を行い、玉ぐしを奉奠するなど工事の安全を祈願した。
 直会の席で藤澤社長は「オフィスワーキングの快適性と生産性の向上に対応した次世代オフィスを目指していきたい」と意気込みを語った。また、松原社長が「高品質な建物を工期通りにお納めできるように全力で取り組んでいく」、中原北陸支店長が「安全第一で作業を行い、無事故無災害で工事を進めていきたい」と述べた。来賓として約10年間に渡りダイダンの施設建設プロジェクトでアドバイスを受けている工学院大学の野部達夫建築学部建築学科教授が祝辞。
 その後、ダイダンの柏木春彦執行役員新潟支店長の発声で乾杯し歓談。NTTファシリティーズ東日本事業本部コンストラクションマネジメント部の山田隆史部長のあいさつで閉会した。
 新潟支店の建設コンセプトには「DX−OMOYA」を掲げる。建設するオフィスや施工プロセスにおいて、DX(デジタルトランスフォーメーション)により3つの脱(脱カーボン、脱ストレス、脱ルーチン)を実現し、新しい働き方を推進する現代版「OMOYA」を目指す。なお、OMOYAには作業場である現場事務所やテレワーク(離れ)に対し、拠点機能を持つ母屋である新潟支店と、居心地が良くていざという時に頼りになる家族が住む母屋の2つの意味を込めている。

伊藤総合所長

 「新潟の風土をモチーフにした建物でDXや省エネなど技術的な部分も付加されている。前向きにチャレンジしたい」

hokuriku