トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

鹿児島建設新聞
2022/11/02

【鹿児島】鹿児島市サッカー等スタジアム/概算整備費を示す/浜町208億、ドルフィン169億、住吉町202億

 鹿児島市は1日、本港区エリアで整備を計画するサッカースタジアムについて、候補地3カ所の施設整備費(概算)を明らかにした。各候補地の整備費は、浜町の鹿児島交通バス車庫が208億7700万円、県有地のドルフィンポート跡地が169億円、住吉町15番街区が202億300万円。うちスタジアムの工事費は128〜147億円、規模は2万8100〜3万4100uを試算した。
 同日あった鹿児島港本港区のまちづくりに関する調査特別委員会(中間報告)では、各候補地の全体配置図案も公開。いずれもメーンスタンドおよび両サイドスタンドは2層式スタンド、バックスタンドは桜島への景観に配慮し1層式スタンドで計画、また、複合化施設も配置する。
 このほか、各候補地の主な整備と課題は、浜町では、観客のアプローチとして鹿児島駅からペデストリアンデッキ(付帯施設)を設置。また、バス車庫など既存施設の撤去および移転などが必要。
 ドルフィンポート跡地については、臨港道路の付け替えがあるほか、県が計画するスポーツコンベンションセンターとの一体的整備に伴い、ウオーターフロントパークの代替緑地の確保を検討する。
 住吉町は、土地が狭く埋め立てによる敷地拡張が必要。また、港湾使用者などの協議、調整などがある。
 今後、市は多機能複合型スタジアム実現に向けて、具体的なコンセプトや機能、施設規模、経済波及効果などを整理し、県との協議を本格化させる。2023年1月末には、協議内容を取りまとめ最終報告を提出する方針だ。 12日には、機運向上イベント「かごスタ!TALK2022みんなで創ろう#鹿児島スタジアム」をセンテラス天文館で開催する。


鹿児島建設新聞space鹿児島建設新聞FACEBOOK