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建通新聞社
2022/11/02

【大阪】海老江下水処理場屋上に上部開放施設

 大阪市は、海老江下水処理場改築更新事業に伴い、3系T期水処理施設の屋上に上部開放施設を設ける予定だ。海老江下水処理場場内整備実施設計業務(その1―1)の入札を開札し、2者が審査中となっている。このうち、現代ランドスケープ(大阪市中央区)が審査順位1位となる。履行期間は2024年3月29日まで。
 上部開放施設は防災機能を持つ公園のような憩いの場所を想定している。対象面積は約7000平方b。この他、地上と屋上をつなぐスロープ、建屋周辺に植栽などを整備。スロープは車が通れるものを想定する。
 屋上では、一部芝生化、ベンチや照明施設、備蓄倉庫などの設置を検討しており、今後住民からの意見を踏まえて整備内容を決めていく。
 屋上整備は、3系施設の完成後(23年度末)の24年度に工事着手する予定で、工事発注は24年度に行うとみられる。
 市は、万博会場へのアクセス道路となる淀川左岸線が付近を通ること、下水道科学館がリニューアルオープンしたことなども踏まえて、3系施設の屋上整備と周辺の緑化などを行い、下水処理場全体の魅力向上を図る。
 海老江下水処理場の所在地は大阪市福島区大開4ノ1ノ141。