備前市は、備前焼ミュージアム新築に伴う設計業務の委託先を決めるため公募型プロポーザル手続きを開始した。既存施設を解体し、延べ床面積2000〜2500平方bの施設を建設する。同種施設の実施設計の実績を持つ国内の設計事務所を対象に、11月9日まで参加表明書、12月12日まで提案書を受け付ける。提案書の審査を経て、22日にヒアリングを行い、最優秀者を選定する。履行期間は2023年8月末まで。23年6月までに実施設計をまとめ、23年度第2四半期にも建築工事の入札を行い、第3四半期の工事着手、24年度末の整備完了を目指す。
同施設は、老朽化が進み、建築基準法の旧耐震基準に該当している。16年度には、猪子建築事務所(岡山市北区)で耐震診断調査を行い、倒壊、崩壊の危険性があるという診断結果を得た。また、隣接する国道2号が緊急輸送道路に指定されており、「要安全確認計画記載建築物(緊急輸送道路沿道建築物)」にも該当している。
整備に当たっては、既存施設を全て解体し、新施設を建設する。構造、階数は未定で延べ床面積は2000〜2500平方b程度。「備前焼のまち・備前市」のランドマークとなるような提案を求める。さらに、将来的に伊部駅との連絡通路の整備が可能な配置や、敷地内を通る地下水路に考慮した計画とする。
既存施設は1977年3月竣工で、規模は鉄筋コンクリート造5階建て延べ約1470平方b。
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提供:建通新聞社」