早ければ23年度から詳細設計 PPP導入で検討業務 唐津市はこのほど、同市浄水場再構築事業PPP導入検討業務の契約を鞄水コン佐賀事務所と締結した。契約金額は550万円(税込み)で、履行期限は2023年3月24日までとなっている。久里第1浄水場を改築する計画で、早ければ23年度から新たに整備する久里第1浄水場の詳細設計に入る見通し。
同市の基幹浄水場である久里浄水場は、第1浄水場(日量3万3200立方b)と第2浄水場(日量1万6000立方b)で構成。実使用年数を70年とした場合の更新時期は第1浄水場が41年、第2浄水場が56年となる。市では人口減少や災害の頻発など社会情勢の変化を考慮し、稼働後約50年が経過する第1浄水場を改築する方針だ。
新たに整備する第1浄水場は、現在の稼働率を踏まえ、処理能力を日量2万4000立方bにダウンサイジングし、既存施設に隣接する市有地約1万2500平方bに整備する予定。現在、盛土工事などが完了している。
浄水場再構築事業PPP導入検討業務では、水道事業運営の改善や効率化を図るための一つの方策として、官民連携手法の導入を検討。久里浄水場再構築事業の実施にあたり、施設整備手法(官民連携手法および従来型事業手法)について最適な事業手法を選定するため、官民の役割分担、リスクの想定、VFMの算定など必要な調査および検討を行う。