日本工業経済新聞社(群馬)
2022/10/28
【群馬】県太田土木事務所は本町工区で電線共同溝
県太田土木事務所は太田市本町の主要地方道前橋館林線本町工区で、延長150mの電線共同溝敷設工事を近く条件付き一般競争入札で公告する。施工箇所は足利銀行太田支店(本町17−2)付近から国道407号東本町十字路付近までのうち、下り線側が対象となっている。これまでに延長ベースでの進捗率として約26%の施工が進んでおり、2025年度の完了を目指している。同事業は15年度に着手した。
電線共同溝敷設の全体計画は700m区間の両側1400mで計画している。これまでに、下り線側の永盛橋から鈴木楽器(本町15−33)付近までの約360mで電線共同溝の敷設が完了している。現在は鈴木楽器付近から足利銀行太田支店付近までのうち、下り線側を対象に延長約150mで岩崎工業(太田市)が施工を手掛けている。工期は11月末を予定している。
同工区の管種は電力管がVPおよびCVP、通信管はVPで行っている。今回発注の工事は延長約150mで行う。電力管ECVPφ100o、通信管VPφ100、Pボックス、ハンドホールなどを予定している。
電線共同溝の詳細設計については高崎測量(高崎市)がまとめた。歩道部の詳細設計についても高崎測量が担当をしている。
電線共同溝敷設の対象区間は、八瀬川に架かる永盛橋西詰を起点に、東本町地内にある国道407号との東本町十字路交差点までの約700mが対象。全幅約18mのうち車道幅員は約11m。両側に植樹桝を備えた幅員約3・5mのマウントアップ型歩道が設けられている。沿道は商店街となっており、車両と歩行者の往来が多い。電柱を撤去することで、災害時に道路を塞がないようにすることなどを目的としている。
電線共同溝敷設による無電柱化は、防災機能の強化や景観美化を目的として計画。合わせて歩道部をマウントアップ型からセミフラット型へ変更しバリアフリー化も推進する。
管路のうち一般部は、両側歩道下に敷設。特殊部は路肩と車道下へ埋設する。地上機器は東京電力が30基程度の設置を予定。設置箇所は車両の出入口などを考慮し、住民と調整を行い、決める予定となる。