県東近江農業農村振興事務所は、県営土地改良事業により造成された基幹水利施設(パイプライン)について、機能診断調査および機能保全計画の策定(更新)を行なう「第21号愛知川地区機能保全計画策定業務」を、25日に開札・落札した若鈴コンサルタンツに委託。履行期限は23年3月17日まで。
機能保全計画は、機能診断結果により、いずれの保全方式が適しているかを判断し、保全方式に応じた手順で策定するが、保全方式の選定に当たっては、事前調査等の情報を十分把握することが重要であるとされている。
パイプラインは管種、管径、埋設条件等が千差万別であり、事故発生の予兆や事故発生時期を予測することは現在の技術では難しいとされ、このため、パイプラインの機能保全計画は、施設規模や機能診断結果、事故発生状況等より適している保全方式を選定し、保全方式に応じたプロセスで策定することが基本的な考え方となっている。
保全方式は、「状態監視保全」、「時間計画保全」、「通常事後保全」により適切に選定するが、選定に当たっては、事前調査、機能診断調査等の情報を十分把握することが重要とされる。
なお、今回の業務の対象施設は、▽愛知川支線(L1440b)、▽愛知川第二幹線(L1311b)、▽平木支線(L1677b)、▽蛇砂支線(L1455b)、▽大森支線(L1867b)、▽佐々木湧連絡水路(L3289b)、▽瓜生川集水渠―以上となっている。
提供:滋賀産業新聞