内灘町は、老朽化した向粟崎小の大規模改修事業について、2023年度から2カ年で工事を進める方針だ。今後、予算化への動きを本格化させる。
向粟崎小は1977年に建設され、89年に一部増築が行われた。施設規模はプレイルームなどを含む校舎棟がRC造2〜3階建て延べ4916平方メートル、体育館が同2階建て延べ1061平方メートル。前回の補修から20年以上経過し、外壁や設備機器などの劣化が進んでいることを受け、2回目となる改修工事に着手する。
実施設計は山岸建築設計事務所(金沢市)が担当しており、今月末までに詳細を詰める。計画では、校舎と体育館の屋上防水や外壁の改修、LED(発光ダイオード)化などを実施。プールも補修する。
町は19年度に策定した学校施設個別施設計画に基づき、各校での改修事業を進めている。20〜21年度には大根布小で実施しており、今後は26〜27年度に清湖小を控えている。