全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　彦根市は、市内の幹線道路の安心・安全な通行確保や良好な維持管理・保全のため、22年度に全幹線道路を対象に路面性状の調査と長寿命化に向けた舗装修繕計画の策定を行う業務を委託した。年度内をメドに計画をまとめ、予算状況によっては23年度に優先度の高い数ヵ所について設計業務を発注・委託、24年度以降に修繕工事の初弾を発注・着工し、中長期となる見通しの計画にのっとって次年度以降も優先度の高い箇所から順次、修繕整備を進めていきたい考えだ。
　対象となるのは彦根市内一円の市道幹線道路全面で、路面性状や舗装構成、埋設部まで含めた調査および基礎データ収集、調査に基づく中長期の舗装修繕計画策定業務を日本インシーク滋賀営業所（栗東市）に委託済み（9月30日開札）で、23年3月22日までの期間でまとめる。なお前回の調査は13年に実施。
　路面性状調査は、近年、社会インフラの老朽化に起因する事故を未然に防ぐ観点から、道路ストックの劣化・損傷具合を把握するため「道路ストックの総点検」として実施。舗装路面の「平たん性」、「ひび割れ」、「わだち掘れ」の3要素について測定し、舗装の損傷度を評価。評価データは効率的な道路の維持管理の実施やポットホールなどの穴埋めなどの応急措置に反映される。

提供：滋賀産業新聞