京都市は、伏見区深草の桃陽病院について、少子化に加え、新型コロナウイルス等により経営状況が厳しくなっていることを受け、経営改善に向けた検討に入る。
京都市桃陽病院(伏見区深草大亀谷岩山町48−1)は、慢性疾患に罹っている20歳未満の者に対し、入院を通して、隣接の桃陽総合支援学校とともに診療及び療養指導並びに教育を一貫して実施する施設で、次代を担う子どもらの自立心を養成し、健全な社会生活への復帰を図ることを目的とする。建物は本館がRC造4階建、延4751・12u(昭和57年築)、看護婦宿舎がRC造2階建、延489・41u(昭和57年築)、ガレージがS造平屋建、62・62u(昭和54年築)。
桃陽病院は26日、桃陽病院経営分析等委託業務を公募型プロポーザルで公告した。
委託内容は@経営状況の分析(▽桃陽病院をめぐる医療政策の動向や市場の分析等を行う▽入院・外来患者や医業費用の経年分析等を行う)A対応方針の検討(▽経営改善の可能性の検討▽経営改善に向けた課題の抽出)。
経営分析の結果を踏まえ、また将来の見通し等を勘案し、現行の運営形態での改善策を検討。検討にあたっては施設改修等の今後必要となる経費を想定し、収支シミュレーションを行う。
プロポの主な参加資格は、▽京都市競争入札参加有資格者名簿に登録している者であること、あるいは京都市競争入札等取扱要綱第2条第1項の各号に掲げる資格を有する者である▽過去3年間に当該業務と同種又は類似の業務の業務実績を有する等。
企画書等は11月18日まで受け付ける。その後、11月下旬に審査を行い、審査結果を通知し、12月に契約締結する予定。
契約期間は令和5年3月31日まで。
契約金額の上限は650万円(税込)。
担当は京都市桃陽病院(рO75−641−8275)。