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建通新聞社(中部)
2022/10/26

【三重】早期建設と手法支援要望 国道1号関BP・鈴亀道路

 一般国道1号関バイパス(BP)建設促進期成同盟会と鈴鹿亀山道路建設促進期成同盟会は10月25日、国土交通省の丹羽克彦道路局長に両事業の要望書を手渡した=写真。櫻井義之亀山市長は「事業化区間の早期建設と全線にわたる事業化」、末松則子鈴鹿市長は「有料道路事業の活用などの整備手法の検討支援」を求めた。
 関BPは、亀山市太岡寺町〜関町鷲山までの延長2・5`の道路で、東名阪自動車道・名阪国道と交差する付近から北上し、名阪亀山・関工業団地南側を抜けるルートを計画している。渋滞解消や産業の活性化に期待されている。関町鷲山から以西の関町沓掛まで延長4・6`区間が未改良区間として残る。担当しているのは国交省北勢国道事務所で、22年度は小野町〜関町鷲山間の調査・設計を行っている。櫻井市長はコストコが亀山店を出店することに触れ「今後、名阪国道や国道1号などで渋滞が懸念される。早期整備と渋滞対策をお願いしたい」と要望した。丹羽局長は「以前から計画がある事業であり、いつまでも計画で止まっていてはいけない」と伝え「今後、中部地整の意見を聞きながら、関BPをどう生かしていくかを考えていきたい」と話した。
 4月に新規事業化された鈴鹿亀山道路は、東名阪自動車道亀山ジャンクションと新たに整備する鈴鹿四日市道路を結ぶ延長10・5`の高規格道路。末松則子鈴鹿市長は「ものづくりが盛んな地域であるため、今後も早期整備に向けて支援をお願いしたい」と要請した。丹羽局長は「整備効果がよく分かる道路なので、今後も三重県へのアドバイスをしつつ、国としても支援をしていきたい」と返答した。

提供:建通新聞社