日本工業経済新聞社(群馬)
2022/10/26
【群馬】北部運動公園の再整備 23年度事業計画を示す
富岡市は上黒岩地内で進めている北部運動公園(もみじ平総合公園)の再整備事業について、2023年度における事業計画を示した。Bエリアの遊具設置工事については、複合遊具と健康遊具の整備を行う。このほか、北ゾーンのテニスコート新設工事や西ゾーンで整備するスケートボードパークの設計、東ゾーンのロングスライダーの更新工事などが予定されている。また、もみじ橋補修工事や駐車場拡張工事などの実施も見込まれる。
東ゾーンのBエリアで行う遊具設置工事では、プラキオサウルスなどの恐竜をモチーフにした複合遊具1基と健康遊具5基を設置する方針。健康遊具として背の背伸ばしベンチ、ぶら下がり健康器具などを整備する。
テニスコートは、北ゾーンにある多目的芝生広場の北側3分の2程度のスペースに新設する。全天候型の砂入り人工芝を8面、通路を挟んで4面ずつ配置する。通路には延長約70mで日よけも設置する方針。このほか、LED照明設備も整備する計画。設置基数など整備の詳細は富岡測量設計(富岡市)が12月20日の履行期限で進めている設計業務で検討中。23年度中の工事完了を目指す。
スケートボードパーク整備は西ゾーンで実施する方針。初級者や中級者が楽しむことのできる施設整備を計画する。23年度に設計、24年度の工事着手を目指す。設計業務では測量調査や基本設計、実施設計、鳥瞰図の作成を行う。22年度は基礎調査業務に着手。業務は27日に開札、23年3月15日までの履行期限でまとめる。コース設定やセクションの種類、施設規模の検討などを行う。
東ゾーンの市民体育館北側にあるロングスライダーの更新は、定期的な遊具点検で不具合が指摘されたことから行う。既存を撤去して、新たに恐竜をモチーフとしたデザインのロングスライダーを1基設置する。滑走延長は約26mとなる。
補修工事を計画するもみじ橋は、東ゾーンと西ゾーンに挟まれた位置を南北に走る市道黒川深町線を跨ぐ歩道橋。橋長39m、全幅5・5mの3径間連続PCラーメン橋で、下部工には橋台2基と橋脚1基が設置されている。それぞれラーメン式でRC造。上部工は富士ピー・エス(福岡県福岡市)、下部工は岩井建設(富岡市)が施工した。
橋梁点検はプロファ設計(伊勢崎市)が19年度に実施。コンクリート表面に張られているタイルや化粧石に浮きが生じている箇所があることから、その対応や高欄部分の塗装補修などが見込まれる。補修設計はプロファ設計(伊勢崎市)が10月24日までの履行期限で進めている。
駐車場拡張工事は西ゾーンで計画する。22年度は測量設計業務に着手。業務は27日に開札、23年2月28日までの履行期限で進める。約2400uの用地測量や構造物設計などを行う。詳細な工事内容などは業務で検討する。