23年度以降着工、24年度完成目標 諫早市は「(仮称)道の駅251」の整備を計画。これまで求めてきた県との一体的整備が決まった。それによると、県が休憩施設と情報発信を計画。諫早市が直売スペースなど地域振興施設の整備を予定している。現在、設計中。2023年度以降、用地取得や道の駅登録等を経て、工事に着手。地域活性化の拠点として24年度の完成を目指す。
整備予定地は諫早市飯盛町上原1330ノ7周辺。県道路維持課によると、県は駐車場のほか、トイレ、休憩スペース、情報発信スペースを計画。市は直売スペースなどを中心とした地域振興施設を予定している。現時点において概算総事業費は諫早市が13億8500万円、県が1億5000万円とされるが、設計等で変更の可能性もあるという。
諫早市はオオバ、アール・アイ・エー設計共同体で設計中。履行期限は2023年3月までとなっている。22年度は基本設計・実施設計、事業認定申請のほか、不動産鑑定評価などを計画。23年度以降は、用地取得や道の駅登録、工事などを行う予定でいる。
なお、県も設計を行っている段階だ。
市はこれまで、飯盛町の国道251号沿いにある民間直売所(フレッシュ251)を生かした形での可能性を具体的に調査・検討。道路管理者の県や地元関係団体等と協議を重ねながら、計画づくりに取り組んできた。現在は農事組合法人フレッシュ251が農産物直売所を運営している。
道の駅は、休憩機能と情報発信機能、地域振興機能を併せ持つ施設。道路利用者への安全で快適な道路交通環境の提供と一次産業の活性化や交流人口の拡大等につなげるのが目的だ。
市は県に対し、国道251号沿いに整備を計画している道の駅のうち、道路利用者のための休憩施設と情報提供施設の整備推進について、これまで特段の協力と支援を求めてきた。