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建通新聞社(神奈川)
2022/10/26

【神奈川】横浜市 初めてのESG債発行へ

 横浜市は、市で初となるESG債の発行を予定しており、このほど発行方針となる「横浜サステナビリティボンド・フレームワーク」を作成した。今後、市況環境などを踏まえ、発行時期を決定する。調達した資金は、インフラ施設の整備・改修などに充てる計画だ。
 発行するのはESG債の一つであるサステナビリティボンド。温暖化対策をはじめとする環境課題の解決を目指すグリーンプロジェクト(PJ)と、衛生・教育・福祉などの社会的課題の解決を目指すソーシャルプロジェクトへの調達資金を充当する。
 フレームワークでは、@調達資金の使途Aプロジェクトの評価と選定のプロセスB調達資金の監理Cレポーティング―の四つの方針を定めた。
 調達資金の使途について、グリーンPJは神奈川東部方面線整備事業に、ソーシャルPJは、横浜美術館の改修などみなとみらい21地区のインフラ施設の整備・改修や、保育所・特別老人ホーム・地域ケアプラザ・小中学校・児童福祉施設・障碍者支援施設の整備に充てる。
 ESG債の発行を表明することで、CSRの取り組みを経営方針とする企業や投資家の関心をつかみ、市債の安定的な調達につなげる。 提供:建通新聞社