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北陸工業新聞社
2022/10/26

【石川】契約額8.6億円を増額/かほく市総合体育館PFI事業/資材高騰で

 かほく市は、PFI(民間資金を活用した社会資本整備)による総合体育館整備・運営事業で、ウクライナ情勢に伴う急激な資材価格の高騰や労務費上昇などを受け、事業者との契約額を約8億6000万円増額し、総額75億1819万3000円とする方針を固めた。25日の市議会全員協議会で報告された。
 整備事業者は清水建設を代表企業とするグループが設立した特別目的会社(SPC)「かほくPFIアリーナ株式会社」で、当初契約額は66億6067万3000円だった。物価変動に伴う事業契約の改定率23・2%に基づき、増額する事業費見込み額8億5752万円を算定。今回変更分の事業費は市議会12月定例会に提出される補正予算案に債務負担行為として設定される。
 総合体育館は河北台中野球場(浜北)に整備され、今年6月に起工した。建設規模はS造2階建て延べ床面積8801・32平方メートルで、バレーボールVリーグ女子1部のPFUブルーキャッツなどプロスポーツの大会に対応したアリーナ(面積2181・22平方メートル)を備える。観客席は固定や可動、仮設を合わせ最大2840席を確保する。
 柔剣道場や弓道場、トレーニングルーム、多目的室なども配置し、隣接する河北台中体育館とは渡り廊下で接続する。2024年4月の供用開始を予定している。

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