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建設経済新聞社
2022/10/26

【京都】京都中京労働庁舎(仮称)新築 設計は松田平田設計と契約

 近畿地方整備局は、京都市中京区の旧京都地方合同庁舎敷地に京都中京労働庁舎(仮称)の新築を計画。新築及び既存庁舎取り壊しの設計を行う業務について、松田平田設計と随意契約した。
 現施設が抱える建物狭隘、位置・環境不適合、民間ビル等の借り受けの解消を図り、迅速かつ効率のよい行政サービスの提供を実現するため、京都労働局の出先庁舎として整備を行う計画で、京都市内に点在する労働局とハローワークの各機能を移転・集約した労働行政の拠点として建設する。
 建設予定地の旧京都地方合同庁舎(中京区御池通西洞院西入石橋町438−5他の敷地面積約1209u/用途地域は商業地域、高度地区は31m第一種高度地区)は、市営地下鉄烏丸御池駅の西側に位置。周辺には京都労働局(中京区両替町通御池上ル金吹町451)、京都労働局助成金センター(中京区烏丸御池下ル虎屋町566−1井門明治安田生命ビル2階)、ハローワーク西陣烏丸御池庁舎(中京区烏丸御池上ル北西角・明治安田生命京都ビル1階)がある。
 新築する京都中京労働庁舎には、ハローワーク西陣(上京区大宮通中立売下ル和水町439−1)の機能を中心に、ハローワーク西陣烏丸御池庁舎、京都労働局助成金センター、京都労働局電子申請事務センターなどの機能も移転し集約する。
 京都中京労働庁舎はRC造+W造7階建、延4567uを想定。京都労働局関係で約715u、ハローワーク関係で約1550uとし、残り(約2265u)は京都労働局及びハローワーク共通分とする。
 このほか、5台(官用車用3台、身体障害者用2台)を収容する自動車車庫としてW造平屋建、90u、自動二輪車5台(来庁者用)・自転車63台(来庁者用43台、官用・職員用20台)を収容する自転車置場としてW造平屋建、75uを計画する。別途、屋外に約50台の自転車駐輪スペースを確保する。
 解体する旧京都地方合同庁舎はRC造地下1階地上5階建、延2988u。
 近畿地整は、京都中京労働庁舎(仮称)新築設計業務を公募型プロポーザル方式で業者選定し、松田平田設計を特定。10月24日付で随意契約した。契約金額は1億2870万円(税込)。履行期間は令和5年12月15日まで。
 なお新築設計業務の契約相手方と、京都中京労働庁舎(仮称)新築設計その2業務(設計意図伝達業務)を随意契約する予定。
 また関連業務として、近畿地整京都営繕事務所は、京都中京労働庁舎(仮称)敷地調査業務を10月25日に開札し、中央開発が420万円(税抜)で落札した。業務概要は敷地面積1210u、ボーリング調査(2ヵ所)、敷地測量(全面)。工期は約3ヵ月。