沖縄県商工労働部では、企画提案による業者選定を進めていた「令和4年度健康・医療分野を軸とした産業拠点の形成に向けた調査等委託業務」の委託先に有限責任監査法人トーマツを選定し、10月14日に契約締結した。バイオテクノロジーを活用した健康・医療分野の産業拠点形成に必要な機能や候補地などを検討し、基本計画策定に向けた調査を行う。契約金額は996万2,087円(税込)。履行期限は2023年3月24日まで。
調査事項は、県内外企業のニーズ調査、先進事例、産業拠点候補地、適地分析、民間活力の活用、整備コストと運営コストの概算算出など。
同部がまとめた「バイオ関連産業振興計画(健康・医療分野)」によると、産業拠点施設はインキュベーション施設(4,000u)、製造施設(5,000u)、企業立地用地2万uなどを想定。区画道路や緑地なども含めた必要な敷地面積を3万7,700uと試算している。概算工事費は53億1,764万円を見込む。計画では民間投資による物流センター、常温・冷凍冷蔵保管施設、宿泊施設、ショッピングセンターなどの立地も期待するとしている。
提供:沖縄建設新聞