日本エコシステム(一宮市本町2ノ2ノ11)は、本社機能を持つ賃貸ビルの建て替え計画を明らかにした。新設に係る事業費は、38億1000万円を見込む。現在は施工者の選定を進めており、2023年1月上旬に既存建物の解体に着手する見通しだ。新ビルの着工は同年4月を予定している。
新ビルの規模は、鉄骨造12階建て延べ約9980平方b。高さ約53・8b。引き続き賃貸ビルとして活用し、一部に同社の本社機能が入る。内容は検討中としているものの、環境性能評価システム「LEED」の取得を目指すもよう。入居するテナントについては、今後、改めて募集するようだ。
場所は愛知県一宮市本町2ノ2。敷地面積は約1463平方bで、このうち新ビルの建築には915平方bを充てる。また、建て替えに合わせ、機械式駐車場(48台収容)とオートバイ用駐輪場(2台収容)、駐輪場(24台収容)を整備する。これら付帯施設を含めた全体の完成は24年8月を予定。同年10月ごろの入居開始を目指す。
現ビルは5階建て延べ1463平方b。1980年に完成した。築後42年が経過し老朽化が進む他、防災・BCP対策の強化のため、建て替えを決めた。
設計は石本建築事務所名古屋オフィス(名古屋市中区)が担当している。
同社は今回の建て替えに合わせ、11月28日から一時的に本社機能を移転する。移転先は愛知県一宮市新生1ノ2ノ8、ニッセイ一宮ビル9階。電話・ファクス番号に変更は無い。
提供:建通新聞社