【岡山市北区】物流不動産の所有・運営・開発企業のプロロジス(東京都千代田区丸の内2ノ7ノ3)は10月6日、岡山市北区大内田で賃貸用物流施設「プロロジスパーク岡山」を新築すると発表した。現在、入居企業4社枠(BTS=特定企業専用も可)を募集中で、応募状況により設計・施工一括の見積もり徴収で施工企業を決定し、2024年に着工する。総投資額約80億円を見込み25年完成を予定している。
建設場所は、岡山県総合物流センター内のNEC物流関連施設跡地の敷地面積1万6000平方b。建物規模は4階建て延べ約3万3000平方bを計画している。
物流拠点機能はBTSもしくはマルチテナントに対応するため、1階両面バースや庫内中央部に将来拡張可能な複数台の垂直運搬機設置、マルチテナント型物流の場合には3・4階への車両スロープ設置などを設ける他、施設全体では緊急地震速報システム、衛星電話、非常用発電機や給水設備、LED照明や太陽光発電、電気自動車用充電設備、要望次第で免震構造など最先端設備を導入する予定。
立地は山陽自動車道を活用した東西方面、岡山自動車道や瀬戸自動車道を活用した南北方面へのアクセスが良好で、中国四国地区の物流拠点として利便性が高い。
設計者、施工者は未定のため、入居企業が早期に固まれば、2024年の早い段階で設計・施工者の選定を行うケースもあるという。
同社は1991年にアメリカでセキュリティ・キャピタル・インダストリアル・トラストとして設立、93年ニューヨーク証券取引所に上場、メキシコやヨーロッパに事業拡大、98年に現社名に変更し2001年から日本でも事業展開している。これまでに110棟約770万平方b(うち所有運営77棟約580万平方b)の物流拠点事業実績がある。入居企業の応募・問い合わせ先は、同社開発部・電話03(6860)9090まで。
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提供:建通新聞社」