京都府は18日、令和4年度第3回京都府入札監視委員会(安保嘉博委員長)に入札及び契約手続きの運用状況を報告した。
令和4年4月1日〜7月31日の間に契約した建設工事の総契約件数は330件。平均落札率は90・4%で、前年同期の88・5%(368件)と比べ1・9ポイント増となった。
330件の内訳は、一般競争入札が287件で平均落札率は90・3%(前年同期88・5%)、指名競争入札が31件で平均落札率は89・5%(同87・5%)、随意契約が12件で平均落札率は95・1%(同97・0%)。
期間中に府外企業に入札参加を認めた工事は29件。内訳は、鋼橋やPC橋等の橋梁上部工や消化ガスタンク等の専門工事2件、技術的難易度が高いトンネル工事0件、法面処理等工事のうち特殊機械や専門技術を要するもの4件、特殊機器(設計やシステム開発を伴うもの)の工場製作を含む設備工事及びその点検・修繕工事18件、重要文化財建造物の保存修理工事のうち高度で特殊な技術を要するもの4件、府内に施工できる企業がないか極めて少ない個別の工事0件、WTO対象工事1件。
府外企業に入札参加を認めた工事29件の平均落札率は92・8%(平均参加者数2・5社)。このうち府内企業が落札した工事は9件で平均落札率は92・3%(平均参加者数3・7社)、府外企業が落札した工事は20件で平均落札率は93・0%(平均参加者数2・0社)。
平成31年度以降の各期の平均落札率[工事]をみると、▽平成31年4月〜令和元年7月…89・6%▽令和元年8月〜11月…90・3%▽令和元年12月〜令和2年3月…90・0%(令和元年度通期…90・0%)▽令和2年4月〜7月…89・1%▽令和2年8月〜11月…89・9%▽令和2年12月〜令和3年3月…89・9%(令和2年度通期…89・7%)▽令和3年4月〜7月…88・5%▽令和3年8月〜11月…89・6%▽令和3年12月〜令和4年3月…89・6%[令和3年度通期…89・3%]▽令和4年4月〜7月…90・4%−となっている。
一方、物品購入は総契約件数109件で平均落札率は77・0%(前年同期77・6%)。内訳は一般競争入札が94件で73・8%(76・0%)、指名競争入札が3件で83・3%(82・7%)、随意契約が12件で99・8%(99・9%)。
入札監視委では、抽出案件の工事4件(▽[一般競争入札]桂川右岸流域下水道洛西浄化センター建設工事(呑龍ポンプ場調整池)▽[一般競争入札]大野ダム堰堤改良(加速化・防災安全)工事(CCTVカメラ等更新)▽[指名競争入札]府立洛水高等学校管理教室棟トイレ改修工事(電気設備工事)▽[随意契約]京都府立桃山学園敷地内倒木撤去工事)、物品1件(▽舞鶴港巡視船建造工事)、随意契約(プロポーザル)1件(▽河川防災情報システム再構築業務)の計6件について、入札経緯等の報告を受け、審議を行った。