名張市は、中学校給食の整備に向けて、センター方式や自校方式などの実施方式の検討を行っている。2023年度早期に民間活力導入可能性調査を実施する考えで、この結果を踏まえて同年度中に実施方式などをまとめた基本計画を策定する。その後は24年度から設計・建設に取り掛かり、27年度中の供用開始を目指す。
中学校給食の実施方式については、16年に開かれた「昼食のあり方検討委員会」で自校方式(各学校に調理室を整備)、親子方式(一部の学校に調理室を整備し他校に配送)、センター方式(給食センターを整備)、デリバリー方式(民間業者から配送)の4案について検討し、意見を市に提出。これを受けて庁内で協議を行った結果、センター方式が望ましいとしているが、市議会で「方針としているセンター方式の根拠が薄い」などの意見も出ている。そのため他3案も含めて民活導入に向けた調査を行い、慎重に実施方式を決めていく考えだ。調査の結果、センター方式を採用することとなれば基本計画に候補地選定についても盛り込む予定だ。
提供:建通新聞社