東近江市は、売却又は定期借地によって、まちの賑わいを創出できる事業者の公募を予定している同市五個荘竜田町地先の国道8号沿いにある市有地の活用に向け、サウンディング型市場調査(公的不動産の有効活用の検討の初期段階で、民間事業者から意見や提案を求める市場調査)を実施する。
同市有地(五個荘竜田町字六ノ坪47番1、面積9752・74平方b)は、地域のコミュニティ拠点である五個荘支所や五個荘コミュニティセンターの近隣に位置し、国道8号に隣接している。市では、この市有地近辺を「地域拠点」として位置付け、行政サービス機能、コミュニティ機能、近隣商業機能など、身近な都市機能を充実させ、まちのにぎわいの創出を図るために2020年(令和2年)4月に東近江市商業施設立地促進条例を制定している。
サウンディング型市場調査では、公募に先立ち、民間事業者との「対話」を通じてどのような活用がまちの賑わい創出につながるのか広く意見を聞くとともに、この市有地に対するニーズや、公募条件に対して意見をもらい、有効活用を推進していくために、今後の検討の参考にしていく。
スケジュールは、サウンディングの説明会を、11月11日午後2時から開催(参加申込は11月7日正午まで)し、サウンディングへの参加申込みは11月11日から12月5日まで受け付ける。質問の受付は11月11日から18日まで。
その後、サウンディングを12月14日から同月28日まで実施し、調査結果を1月下旬に公表する予定。追加対話は必要に応じて実施する。
参加対象事業者は、当該市有地について、まちの賑わいを創出するための活用提案を行い、且つ実行する意思のある民間企業、NPO法人等の法人、個人事業主、各種団体など。
サウンディングの項目(提案・回答を期待する事項)は、事業用地及びその周辺環境を踏まえ、▽市有地活用の提案内容(土地活用の構想図、立地する業種等)、▽購入等の条件(購入又は定期借地の別)、▽価格帯(購入又は定期借地の際の価格条件)、▽希望する公募条件、▽周辺地域との連携など地域の賑わい創出に対する考え方、▽事業を実施するに当たり市に期待する支援や配慮を希望する項目―となっている。
問合せ先は、市商工観光部企業支援課(市役所本館2階)。
提供:滋賀産業新聞