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鹿児島建設新聞
2022/10/19

【鹿児島】南九州市新庁舎/既存解体 来年度当初に工事費か

 南九州市の新庁舎整備事業は現在、山下設計・ゲンプラン設計JVによる本体設計業務が進む。並行する建設地(現・知覧農業振興センター)の準備に目を向けると、総延床1000u超えの既設解体に向けた設計が完了。2023年度の除却着工を視野に入れ、当初予算で工事請負費等を要求したい考えだ。
 本体設計の業務者選定にあたって、延床7000〜7500u程度−などを条件とする基本・実施一括の公募型プロポーザルを公告。参加表明した9JVのうち8JVが2次審査へ進出し、最優秀者に山下設計・ゲンプラン設計JVを特定した。基本設計に着手しており、22年度末で実施設計に移行する予定となっている(業務期限24年2月末)。
 プロポと並行して知覧農業振興センター(知覧町郡17327、敷地面積2万9890u)内に残る既存施設の解体設計に着手。赤崎設計が担当し、市茶業課や建設課道路作業員用の事務所等(RC造414u)、温室(S造779u)といった既存施設の除却に向けて詳細をまとめた。
 23年度に各施設を解体する方針を固め、当初予算に関連事業費を充てる構え。発注時期等は今後詰めていく。23年度はほか、敷地造成の発注なども想定する。
 順調に本体設計や建設地の準備が終われば、24年度に本体着工して25年度までの2カ年で進める計画。本体工や、敷地内整備(既存解体・外構等)に伴う工事費は40億円余りと試算している。



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