松茂町は、松茂スマートインターチェンジ(IC)周辺約4・3fに物流・流通系施設、商業系施設、沿道サービス系施設などの立地を誘導する。地区計画変更(拡大)に向けた都市計画手続きを進める。
地区計画変更の原案によると、対象エリアは長岸の一部約4・3f。現在の地区計画約2・2fから拡大する。市街化調整区域でこれまで農業中心の地域だったため、道路整備などを行い、地域の開発を誘導する。背後地も含めた土地の有効活用に向けて区画道路を配置し、松茂スマートICによる物流施設の需要や周辺環境との調和に配慮する。
区画道路は1〜3号(1号延長約220b×幅9b、2号延長約80b×幅6b、3号延長約110b×幅6b)を整備する予定。建築物の敷地面積の最低限度は1000平方b。建ぺい率の最高限度は10分の6。
地区内に建設する建物の屋根、外壁は周辺環境に配慮した構造とし、照明を設置する場合は光源が直視されない構造が条件。緑豊かな地区環境を目指して壁面後退部分を緑化し、敷地全体を緑豊かなものにする。津波災害警戒区域では基準水位が2b以上、または洪水・高潮による浸水想定区域で想定浸水深が3b以上の区域の場合、避難が可能な施設を整備する。
開発を適切に誘導することで物流を効率化し、松茂スマートICと徳島阿波おどり空港を結ぶ、幹線道路の沿道としての立地条件を生かした地区形成を目指す。
提供:建通新聞社