観音寺市が市議会に提出していた「新学校給食センター」の施設整備費と維持管理運用費を債務負担行為として合わせて66億5864万円とする議案が反対多数で否決された。債務負担行為の設定期間は2023〜40年度としていた。
新学校給食センターは老朽化した給食センター2カ所と給食調理場2カ所を集約して瀬戸町内に整備を計画している。
PFI手法で整備・運営する「新学校給食センター」について実施方針などの策定作業を進めている。現在、長大高松支社(高松市)に委託し既存施設跡地の活用方法やPFIの事業範囲、設計・建設・維持管理・運営の概算事業費の算出、スケジュールなどを検討している。当初の整備目標では、6月に実施方針などを公表し、9月は特定事業を公表。23年6月に事業者と契約を締結し、25年4月からの運営開始を目指していた。アドバイザリー業務の履行期間は2023年6月30日。
同センター整備基本計画によると、建設候補地は瀬戸町1ノ9他の敷地面積約6880平方b。施設の規模は2階建て延べ3000平方b程度。1階は給食エリアや事務室、2階は休憩室や研修室、更衣室などを配置する。想定では新給食センターは1日当たり5000食の調理能力を備え、市内全ての幼稚園、小学校、中学校に供給する。
提供:建通新聞社