京都府はこのほど、京都府出資法人の自己評価報告書及び経営状況説明書を明らかにした。
主なものをみると、京都府土地開発公社は、令和4年度事業計画の公有地先行取得事業で、国土交通省の国道9号福知山道路(福知山市、面積2000u、事業費4億円)、国道24号(城陽井手木津川バイパス)(城陽市、井手町、木津川市、面積2万1600u、事業費9億3900万円)、国道312号大宮峰山道路(京丹後市、面積7万u、事業費2億円)を予定。このほか、京都府の公共土木事業(つなぎ資金等)(府内全域、1万u、12億円)を予定。
受託事業では、西日本高速道路梶iNEXCO西日本)の新名神高速道路(宇治田原〜八幡)(宇治田原町、城陽市、京田辺市、八幡市、面積−、事業費5000万円)、京都縦貫自動車道(亀岡IC〜八木中IC)(亀岡市、南丹市、面積2600u、事業費9680万円)、一般国道1号(油小路線)(京都南JCT)(京都市南区、面積−、事業費2000万円)を予定。
国交省の舞鶴港臨港道路(上安久線)(舞鶴市、面積5000u、事業費1億円)、京都府の綾部大江宮津線ほか(府内、面積9330u、事業費4億8300万円)を予定。
このほかでは、代行事業(京都北部中核工業団地事業の工場用地譲渡、管理等)を行う。
他の出資法人の主な内容は次の通り。
◆京都府道路公社
令和4年度事業計画によると、有料道路事業(管理事業)として、京都縦貫自動車道(宮津天橋立IC〜丹波IC)の管理及び通行料金の徴収業務を実施(管理延長52・6q)。
有料道路事業(建設事業)として、大規模地震発生時に路面に大きな段差が生じないよう、橋梁の耐震補強工事を実施。
有料道路事業(移管準備事業)の主な内容は、令和5年度の西日本高速道路梶iNEXCO西日本)への移管に向けた準備事業を実施。ETC料金収受機械更新工事、道路管理システムデータ整理業務他。
このほか、受託事業(管理事業)として、京都府から受託した山陰近畿自動車道(宮津天橋立IC〜京丹後大宮IC)の管理業務を実施(管理延長10・5q)。
◆京都府住宅供給公社
令和4年度事業計画は、公社賃貸住宅事業(堀川団地136区画の管理)、公社駐車場事業(男山駐車場、桃山東山ノ下駐車場89区画の管理)のほか、府営住宅等指定管理事業(府営住宅等(山城北、山城南、中丹東、中丹西及び丹後土木事務所管内(市町管理を除く))の入居者対応業務、施設管理業務、入居者募集・入居者決定業務、駐車場管理業務など(83団地、8464戸)。
◆京都府公立大学法人
令和4年度収支予算によると、施設整備費等は14億5600万円(前年度13億7700万円)。
◆一般財団法人京都技術サポートセンター
令和4年度事業計画によると、点検施設は、橋梁が1379橋(カッコ内は受託額。以下同じ。5億1690万円)、トンネルが7基(3400万円)、シェッドが3基(900万円)、道路標識が220基(5500万円)、道路法面が214ヵ所(2億3080万円)、河川施設が382q(5630万円)で受託額合計は9億0200万円。
橋梁長寿命化修繕計画は7件(800万円)、トンネル長寿命化修繕計画は1件(200万円)、橋梁補修設計は2件(1200万円)、橋梁耐震補強設計は2件(2990万円)で受託額合計は5190万円。
このほか、社会資本の建設・整備に関する技術支援業務(大規模施設等の発注図書作成業務他)として、工事積算支援(橋梁上下部工、トンネル掘削工、道路築造工、河川改修工事、砂防・急傾斜地対策工他)の受託額6200万円。
同(建築物の設計・積算、工事監理等の支援業務)として、設計・積算等支援2600万円、工事監理支援1640万円、定期点検支援160万円、その他支援業務2100円の受託額合計6500万円。
◆兜葬゚21
令和4年度事業計画の主な内容をみると、日本海側拠点港に対応した機能強化として、既存倉庫及び港湾荷役機械の活用方法を再検討し、ニーズに応じた機能強化等を検討する。
港湾振興を目的とする第三セクターとして、府の港湾計画の策定状況を踏まえ、各種施設の管理の受託等、新規事業への取組を検討する。