フォークリフトのシリンダー製造などを手掛ける奥野工業(高浜市)は10月11日、刈谷市内の同社工場跡地で土壌汚染等調査を実施した結果、土壌溶出量について基準量を超過したため、汚染土壌の掘削除去により適正に処理することを愛知県に報告した。
対象となるのは、刈谷市神田町1ノ32、45の各1部で、対象面積は1万0394平方b。既に工場は解体に着手しており、2023年度早期までの完了を見込んでいる。汚染土壌の掘削除去に関しても、申請・許可が下り次第、解体と同時に進めていく方針だ。
対象の土地は売却が決まっているが、売却先は明らかにしていない。当該地区は刈谷市の「刈谷駅周辺地区市街地総合再生基本計画」に含まれており、「人・モノ・情報を集めた商業・業務施設・住宅等が複合した快適で魅力ある駅前空間」の形成が図られている。
提供:建通新聞社