黒部市は、あいの風とやま鉄道黒部駅周辺都市施設整備事業における東西連絡自由通路などの実施設計業務委託を、第3四半期に指名競争入札で発注する。
整備内容は、東西連絡自由通路36メートル(幅員2・5〜3・5メートル)で東西にエレベーター1基を設置。乗降場やロータリーを備えた駅西広場、駐車場・駐輪場など。委託期間は16カ月を見込む。9月補正予算に実施設計費8400万円を計上している。基本設計はジェイアール西日本コンサルタンツが担当した。
同駅周辺については、国道8号バイパスの開通で沿線土地利用の促進が予想されることから、駅西側の利便性向上や適切な土地利用を図るため、広場や東西連絡自由通路などの整備に順次取り組む。駅西広場と駐車場を合わせた面積は約2500平方メートル。2022年度から実施設計や補償調査などを進め、25年度ごろに工事着手し、2〜3年の工期を見込む。全体事業費は18〜22億円。