南さつま市は、支所機能や福祉センターなどを備える複合施設「坊津地域交流プラザ(仮称)」の新築に向け、建設予定地にある既存支所等の解体準備に入る。隣接する歴史資料センター輝津館に仮庁舎を置くため、その改修に着手する見通しだ。
既存支所(S造平屋建て434u、坊9422−2)を解体後、跡地等を使って支所機能のほか福祉センター、図書館を有する想定規模RC造2階建1680uの施設整備を計画。新設にあたって、輝津館(RC造1685u)との連携も図る。
支所機能を同館に仮移転する上で1階ホール部の半分ほどを活用する方針を固め、その改修を事業化する計画。発注時期等は今後詰める。
複合施設の新築に向けて現在、三反田設計が本体等の設計を推進(期限2023年3月中旬)。業務は外構含む建築、電気・機械設備、既設解体の設計や地質調査(ボーリングφ66×4m×2カ所等)などとなる。
23年度は既存支所の解体ほか、複合施設本体の工事発注も計画。新築の工事費は概算で8億4000万円程度と試算している。24年度中の開所を目指す。